2007年09月28日

年齢制限の撤廃はあり?

  10月1日から、雇用対策法の一部が改正され、求人の年齢制限が、
  企業側が労働者を募集・採用する際に年齢制限を設けることを原則
  として禁止するそうです。


  意図してることは、よくわかります。
  しかし、それで中高年層の雇用が拡大するかどうかは、
  別問題のような気がします。


  企業側は、通常、人材を募集する時は、どんな人材を求めてるかは、
  最初から決まってる場合が多いと思われます。


  その条件に合わない人まで面接に訪れると、企業側にとっても、
  就職活動をしてる人にとっても時間の無駄になる可能性があります。


  つまり、形だけの面接は、企業側も求職者側もお互いに時間の無駄
  になるおそれがあるということです。そうなると最悪ですね。


  確かに、求人の年齢制限の撤廃により、予定外で採用されるケースが
  ありえるので、無意味ではないと思いますが、それ以外の対応策も
  必要ですね。


  理想としては、企業側が欲しい人材を雇用できて、求職者側も希望する
  職種につけるシステム(サービス)があればいいのですが、両方の条件
  に合わせる事は、なかなか難しいですね。
 

   ■yahooニュースこれでどうなる?失業率 改正雇用対策法、10月1日に施行
    リンク切れ


  同じものでも状況で違いますね!


    ライオンも動物園で見ると、楽しい気分になりますが、
    アフリカの草原を歩いてる時に出くわすと、嬉しくないですね。

    同じライオンなんですけどね。

    と、いう事で写真は「ライオン」です。
    (どういう事?と言うツッコミはなしで・・)



    またまた斬れてないネタでした。


    ※今日は行間を詰めてみました。



この記事へのコメント
年齢制限…

履歴書も、英文履歴書みたいに、年齢と生年月日を書かない。
そういった質問は採用決定までしてはならない。
と欧米諸国ではなっているようですが。。。

そこまでしないとだめですよね。
今の日本社会、企業に都合のいい部分だけ、
欧米のやり方を取り入れて、
企業に都合の悪い部分は依然日本式がまかりとおる。

なんかそんな気がしてなりません。
Posted by KEN at 2008年01月22日 11:04
>KENさん

コメント有難う御座います!

欧米では、履歴書に年齢と生年月日は記入しないと、
決まってるんですね。知りませんでした。

年齢で人の能力は測れないですよね。
Posted by fukky at 2008年01月23日 18:12
>KENさん

またまたコメント有難う御座います!
返信遅くなり、すみません。

年齢差別は、よくない事だと頭では理解しているつもりなのですが、
会社側がよりよい人材を確保したいとの立場も少しはわかります。

なかなか難しい問題ですが、

社会が、年齢だけではなく、個人能力で評価できる
今とは違う仕組みが出来るといいですね。

KENさん、海外の雇用事情にとてもお詳しいですね!

日本社会もいい面は沢山あると思うので、
外国の良い面(制度など)は吸収して、よりよい社会になると
いいですね。
Posted by fukky at 2008年01月30日 17:48
>年齢差別は、よくない事だと頭では理解しているつもりなのですが、会社側がよりよい人材を確保したいとの立場も少しはわかります。

会社がよりよい人材を確保したいという立場を、年齢差別の口実にしてはいけないと思います。

数十年前、男女雇用機会均等法が施行される前、男女差別が堂々と横行していました。今は、当時に比べれば、いろいろなところで女性が活躍できるようになりました。会社がよりよい人材を確保できなくなったかといわれれば、そんなことはありません。

年齢差別を徹底的に禁止している欧米諸国は、より良い人材を確保できていなくて、差別に寛容な日本がより良い人材を確保できているのか、といわれれば、そんなこともありません。

欧米諸国に比べると、日本は女性の社会進出が今でも遅れていますが、その原因は、実は男女差別ではなく、年齢差別ではないかと考えられています。女性はブランクが空くことが、多くなってしまいますからね。

あと、社会情勢、経済の構造が変われば、必要とされる知識や人材が代わって来ます。常に社会は大きく変わり続けています。昔は土木、建設業に大きな需要があったものの、今は、IT、情報産業に大きな需要があったりします。未来には、環境産業、バイオ産業にも需要があるかもしれません。

そうしたときに、40代以降の方であっても、学校に行きなおし、先端技術を学び、新しい仕事につける。そういった、チャレンジ精神を幅広く受け入れらる社会であって欲しいと思います。

それが出来なければ、日本はいつになっても、「やり直しの利かない社会」のままで、柔軟性に欠く、硬直した社会のままであると思います。

土建産業で働く人たちの雇用維持が重要である→公共事業がやめられない→地方が疲弊している。といった日本社会を覆う緒問題も、その根底には、各労働者達が最初に手につけた分野から、離れられず、身動きが取れない、やり直しが利かない日本社会のあり方に大きな問題があるような気がしてなりません。
Posted by KEN at 2008年02月04日 03:25
>KENさん

お返事遅れて申し訳ありません。

>各労働者達が最初に手につけた分野から、離れられず、身動きが取れない、
>やり直しが利かない日本社会のあり方に大きな問題があるような気がしてなりません。

おっしゃる通りですね。
いつまでも公共工事頼りのやり方は変えなければいけない気がします。

いくつになっても新しい事にチャレンジできる社会は、
素敵ですね!
Posted by fukky at 2008年02月05日 17:44
この件に関して書いてあるブログをたまたま見つけました。
http://diary.jp.aol.com/8g8tkknuzqby/218.html

ただ、日本がそういった社会になるのは、ちょっと先が長そうな気がしてきました。

実は、北米で短期留学をしたことがあるのですが、向こうのカレッジや大学は、社会で必要とされる、本当に実践的なことをトレーニングするコースがちゃんとあるんですよね。。アカウンティング&ファイナンス、マーケティング、オフィスアドミニストレーション、コンピューターサイエンス、ヒューマンリソース、テクニカルコミュニケーション、リーガルアンドコーポレートアドミニストレーションとかとか…

そして、それぞれのコースの中で、インターンシップが組み込まれていて、在学中に実務経験が積めるようになっていて、卒業後の就職は、ある程度即戦力とみなされる。。。という仕組みです。

会社はOUTPUTの場所で学校はINPUTの場所である。という住み分けが、結構徹底している。だから、社会人やりながら、夕方から学校に行きつづける人も結構多いし、入学-卒業(or 休学)-就職-退職(or 休職)-入学(or 復学)-卒業と、人生の中で、学校と職場を複雑に組み合わせたりする人もいました。
僕が以前訪れた某州立大学は大学院生の平均年齢が36歳、なんていうのもありました。

日本から、年齢差別がなくなるためには、個人が会社に受身で育ててもらうのではなく、自分の意思で学校を利用して成長し、それを会社で発揮する。という徹底した構造転換が必要となるかもしれません。会社だけではなく、個人も、大学、学校も代わらなければなりませんね。

そんな時代はいつ来るのでしょうか?
Posted by KEN at 2008年02月06日 00:25
>KENさん

留学されてたんですか。道理で現地事情に詳しい訳ですね。

教えて頂いたブログ拝見しました。
オーストラリアは、ここのところ好景気が続いてるみたいですね。

日本の場合、なかなか学校を卒業して即戦力とはいかないので、
実際に仕事で使える勉強も必要だと思います。
インターンシップと組み合わせる仕組みはいいですね!

知人のフランス人は、
フランスは、階級社会なので就職事情は日本の方がマシだと言ってました。
(その人、個人の意見ですが・・)

仕事柄、雇用側と就職する側の両方の立場がわかるのですが、
実現可能な完璧な対応策は・・・すぐには思いつきません(TmT)
Posted by fukky at 2008年02月07日 20:48
返信ありがとうございます。
フランスは、そうなんですね。
ヨーロッパ方面のことはあまり知りませんでした。
英語圏でも、イギリスの年齢差別撤廃は、
ごく最近のことのようですね。

先程、書こうと思いつつ、
忘れていたウェブサイトのアドレスを張っておきます。
http://www.sky-net.or.jp/masahiro/permanent_employment.htm

見てみてください。
僕の頭の中になんとなくモヤモヤとあったことが、
結構的確にまとめられていました。
あれ?と思うところもなくはないですが、
同意するところが、すごくあります。

全然、話はずれますが、
たまたま下記のような記事をみつけました。
自分は、かなり後悔と不安で悶々としている
negative thinkingな人間なので、
自分を変えなければ!前向きにならねば!
と思いました。

---------------------------------------
失敗を信じる者は、何もできはしない。
平凡な生き方、無難な生き方、
消極的な生き方を好む人たちである。

偉業を成し遂げる人間は失敗を決して認めない。
ここにある人の経歴をご覧に入れよう。

この人物は、
22歳で事業に失敗する。
23歳で州議会議員選挙に落選する。
25歳で再度事業に失敗する。
26歳で恋人の死に直面する。
27歳で神経の病を患う。
34歳から5年に3度、下院議員選挙に落選する。
46歳で上院議員に落選。
47歳で副大統領になろうとするが失敗。
49歳で上院議員に落選。
51歳でアメリカ大統領になる。


この人物の名はアブラハム・リンカーンである。
Posted by KEN at 2008年02月08日 01:45
>KENさん

いえいえ、こちらこそコメント有難う御座います。

就職希望者の方にも終身雇用(あくまで魅力的な職場の場合)を
望まれる安定志向型の人も多いと思うので終身雇用自体の是非は、
何とも言えないですが、KENさんがおっしゃっている年齢差別の問題が
解決されると、終身雇用を求める人は減るかもしれないですね。

リンカーンの裏話的なTV番組を見た記憶はありますが、
こんな経歴だったとは、知りませんでした。

私は、勤め人ではないので、幾つになっても
こういうチャレンジ精神がある人は好きですね。
Posted by fukky at 2008年02月08日 20:40